『シン・ゴジラ』に思う。

わりと早めの更新です。

川端復帰も間近で、CSへの希望の光が見えてきた今日この頃です。

 

さて先日、『シン・ゴジラ』を観てきました。

ネット中心に(いい意味で)ヤバイ評価だったので、

気になって気になって…

でも嫁はあまり興味を示しておらず、

どちらかというと『ファインディングドリー』派だったため、

誘うのを断念。

 

久々に一人映画してきました。

むしろ映画館自体が久しぶりかもしれん。

去年の『セッション』以来か。

 

仕事後ダッシュで六本木に向かい、

チケットを交換。

入場しようとすると「MX4D」だからという理由で、

荷物はコインロッカーへ。

あ、なぜか料金にプラス1,000円されてたのはこのためか。

まぁいいよ。なんか風が出るやつだろ。

 

ついでに久々だしポップコーンも買ってしまえ。

なんかワクワクしてきた。

 

そしたらなぜかカップの外にさらにビニール袋で保護されたポップコーンが。

「お客様、スクリーン8ですよね?」

 

おやおや、MX4Dとやらがなんかキナ臭くなってきたぞ…。

 

 

予告編で異変に気づく。

スタートレック』の時点で、異常に揺れる。

やべぇ、ウーロン茶こぼれそうだ。。。

そしてポップコーンもおちおち食えない。

ビニール袋で保護されていた理由が良く分かる。

MX4D、なめてた。

映画とは思えない横揺れ縦揺れ角度変更、

そして風だけではなく霧みたいなのも襲ってきたぞ!!

観客たちはワーキャーはしゃぐわけですが、

こちらは一人のためはしゃぐわけにもいかず。

ちなみに隣もソロで参戦していたおっさんでしたが、

2人でおとなしく揺れと会場のざわめきを楽しんでいましたとさ。

 

 

そして本編スタート。

 

から2時間。

 

一瞬でした。

 

感想、「超面白い」

以上。

 

 

「会議とコピー機と徹夜残業でゴジラに立ち向かう」とはよく言ったもので、

まさに良くも悪くも日本の戦い方だなーと。

 

東京を壊しまくるゴジラは、

話自体も含めて作り物のはずなのに、

途中からすごく怖くなりました。

 

他のお客さんも、最初はMX4D効果でワーワーでしたが、

途中からはシーン。。。

揺れても水が飛んできても、

そんなことよりスクリーンの向こうのゴジラが、本当に怖すぎる。

 

なぜか。

多分すんげーリアルに感じてしまうから。

 

大田区も品川区も港区も、

そしてタワマンが乱立している武蔵小杉も、どれも身近すぎて、

さらに先の大震災の体験や、

報道で見た映像がフラッシュバックして、

途中からは強くリアルを感じてしまっていた。

 

もう頼むからこれ以上は壊さないでくれー!とか、

早くゴジラを倒してくれよ!とか、

核だけは使わないでください…とか。

 

エンドロールは腰砕けでした。

 

 

最近は日本ってすごい国だろ?的なテレビ番組が多く、

外国人に日本の現場を見せて「アメイジング!」って言わせたり、

逆に海外で奮闘する日本人てのをフォーカスしたり。

やや食傷気味だなーと思っていました。

 

この『シン・ゴジラ』は、そういう日本と日本人てやつを、

逆に滑稽に映し出しているようで、

でもやっぱり「日本は捨てたもんじゃない。」って思わせてくれるような、

そんな不思議な感覚にさせられた作品でした。

 

終盤の統合幕僚長の言葉が重いです。

「仕事ですから。」

 

 

もっかい観るかは迷い中。

この最初の感動を大事にしたい気もするし、、

あの軽快で膨大な台詞回しと、ぶっ壊される東京のディティールをもう一度観たいってのもあるし。

 

とにかく、映画館でやってるうちに一度は観たほうがいいかと思われます!

 

もう一度言いますが、

色々書きましたが感想は「超面白い」

これだけ!以上!